4日目後半戦!ゴールではないけど目的地ですね
まさか本当に来るとは
前回はこちら↓
ついに旅の目的地へ
ココからは実質帰路になるため京都駅へ向かいおみやげを買う。
生八橋は意外と常温でもつモンだなぁ。
さてGoogle Mapで見るとAunty Mee Burgerまでは割と近そうだけどひとつ県を超えるしけっこう時間かかるかなぁ・・・明るいウチに着けばイイけど。
このとき15時過ぎたくらい。
で、
16:00 AMB 到着。そういや16kmしか離れてなかった。
いざ Aunty Mee Burger !
成り行きで来たものの、ここAMBはグルメバーガー黎明期からある有名店の一つで一度は来てみたい場所だった。そのため前情報で店の外観なんかの前情報はあった。
コレコレ、ネットで見た通り小さいお店でマスターがハンバーガーについて45分語るのを聴いてからじゃないとオーダーできないという・・・アレ??
隣に立派なの建ってた。なんでみんなコッチの写真載せてないんだ?
と思ったらまだ新店舗が建ってから数ヶ月だった。
店に入ってみる。なんとなく緊張。
建ったばかりのキレイな店内。
このレトロなストーブがイイ。
とりあえずメニューを見てベーコンチーズバーガーをオーダー。
ドリンクは・・・えーっとドリンクメニュードコだ??
たぶんあるだろうとジンジャーエールをオーダー。
「ん?ドコ見てジンジャーにしたの?よくあるって分かったねぇ。」
と、マスター。
よく見たら壁の別な面に張ってあった。
先にジンジャーを受け取る。
柱にある栓抜きで開けると王冠は下のゴミ箱に落ちる。イカしてるぜ。
ココでハンバーガーを作り始めたマスターに緊張しながら旅の経緯を話してみた。
カブで埼玉から来たこと、神奈川のCocochiのオーナーのことなど。
それを聞いたマスターは笑いながら店長(マスターの奥さん)も呼んで話が盛り上がった。
東北の田舎出身のビビリなので、関西弁で体格もデカいマスターちょっと怖いし正直どうしようと思ってたが杞憂だった。
ココでマスターがおもむろに店内に先にいた3人のお客さんに
「彼カブで埼玉から来たんだって!!」と声をかける。
えええ!常連さん達か何かですか!?
僕は初対面だし見知らぬお客に話を振られるなんて思ってなかった。
どんな反応されるんだろうか内心ビビってた。
すると客の一人が、
「50cc?高速使わないで下道だけやろ?えーオレそんなドMなことようできんわ(笑)」
と切り返したあたりから最初は様子を伺いながらだけど話がはずんでいった。
その3人もバイク乗りだった。みんな長距離ツーリング経験者達だったのでメガネの旅自体はあまりめずらしくないようだった。彼等は原付じゃなくちゃんと大きいバイク乗りだったが、カブは燃費も良く頑丈なためカブ旅人はたまに見るとのこと。
そのへんから気づいたが、このお店に入ってくる客の半分くらいはマスター顔見知りのようで、誰か来ると「おっ○○くん来たね。」と聞こえる。
しかも客同士が初対面でもマスターが間に入って喋っているため店内はほぼ全員で話をするようになる。すごい空間だった。
気づいたら自分も新しく入ってくる客と話をすることに違和感を感じなくなっていく。
緊張も解けてきて改めて店内を見てみる。
メニューの一番下に 「シャベリ \0」の表記。ナルホド。
そいでハンバーガーはこの形で出てくる。
このまま上から適度につぶしてからアルミホイルを開いて食べる。
開けたらあまりにイイ匂いで写真撮り忘れてかじりついてしまった。
食べかけ写真でごめんなさい。
おいしい食べ物って味だけじゃなくて、食べた時に良い匂いがする。
しかしこのハンバーガー、思いの他サラっと食べれる。
もっとヘビーでもたれそうなくらいのモノが出ると思っていた。
この辺に関してはAMBのこだわりがあるわけだがいっぱいあるので省略させていただく。
というか興味がある人は1度行って直接マスターと話してみてほしい。
バーガーだけじゃないんだぜ!
気持ち的にはこの辺でもう旅のゴールとして大満足だったが、まだまだあった。
いっぱい話をしていると小腹が空いてくる。
壁に目をやるとベイクドチーズケーキがオススメのようだ。
個人的にはプリンの方が好きなのでパンプディングが食べてみたかったが相当ウマイらしいのでオーダー。せっかくなのでコーヒーも一緒にオーダー。
コレがオススメのベイクドチーズケーキ。
ベイクドにしては厚めかな?何気なく一口食べてみた。
コレがまた美味い。確かにベイクドなのにフワフワめ。
フワフワしてんのに超濃厚。
コーヒーが来るまで待てずに半分食べてしまった。
このチーズケーキは店長(奥さん)が作っているが、チーズケーキ好きのマスターが何度もダメ出しをしてやっとできた味なんだそうだ。客でパティシエが来た時にもお墨付きをもらっていたとのこと。
ちなみにコレ400円くらいだがほぼ原価だそうだ。
店長 「でもウチはハンバーガー屋だから、サイドメニューはだし趣味で作ったみたいなとこあるから別に儲けとかはいいの。」と。こんだけウマけりゃ多少高くても買うのになぁ。
そうだ、宿を探さねば
そんなこんなで16時に着いたのにだいぶ長居をしてしまった。
もうすぐ閉店の22時だ。
ところで客が入れ替わる中、最初からいた客(牛さん)がまだ一人ずっと残っていた。そのためその客と話すことも多かった。
ところで今日はどっかに宿取ってあるの?
いえノープランなので適当にビジホ探そうかと
良かったらバイカーズハウスじゃないけど知り合いん所紹介しようか?
マジですか!?てかこんな時間にいきなり大丈夫なんですか??
てことで寝床を紹介してもらうことになった。
名古屋でも知り合いができたけど、旅の出会いってのはスゴイ。
こんなの外国じゃなきゃテレビの世界だと思ってた。
さらに、大阪行きは今回断念していたが
ところで大阪にNick&RENEEってすごいウマイ店ができたの知ってる?
何それ知らない。よし、車出すから明日行こうか。
明日の昼過ぎまでにここまで戻れれば間に合うでしょ?
うんまいで!感想待ってるわ!
は…?マジすか??いいの???
だいじょうぶ!カブちゃんと預かっとくから!
そこ!?いやありがたいけど、その、ありがとうございます!!
コレでまさかの大阪行きも決定。
その後もハンバーガー談議やら餃子の王将談議やら・・・結局閉店過ぎまでいた。
そしてこの日はマスターにお願いしてカブを預かってもらい、マイミクになった牛さんの車に乗り込み琵琶湖を横断した先にある牛半纏さんの知り合いの寝床へ向かう。
琵琶湖横断も初めてだし、旅の中で通る予定も無かったのでこれもまたラッキーだった。
続く。↓
余談だけど、
とにかくAunty Mee Burger での時間はいろいろありすぎて書ききれない。
というかうまい言葉で表現ができない。ただ自分にとってはすごく非日常的な不思議な体験だった。
コレ読んでくれてる人には伝えたいけど伝え切れない。
自分で読み返しても、浅い内容だなぁ・・・こんなんで伝わるわけが無いと感じてがっかりだ。
まあ、感じた空気を伝えるってもムリがあるかもだけど。文才が欲しい。
すごい店でしたね…いや店がすごいと言うか、なんだろう。すごかったですね。